【石川一雄さんは無実です。ただちに再審開始を】

24歳で逮捕された石川さん(左)。事件から55年が経過し、79歳になった今も無実を訴え続けている。

 事件発生から半世紀以上が経過した今も犯人とされた石川一雄さんは無実を訴えつづけています。他のえん罪事件でも様々な証拠ねつ造が明らかになっていますが、狭山事件でも「万年筆」をはじめ多くの疑惑の証拠が存在しています。私たちは狭山事件のすべての証拠の開示、証人尋問・事実調べ、裁判のやり直しを求めています。

 2010年の三者協議ではじめて証拠が開示され、2018年8月現在までに多くの証拠が開示されてきました。弁護団は開示された証拠を分析し217点の新証拠を提出し、石川さんが犯人ではありえないことを証明しています。9月には「獄友」の仲間である桜井昌司さん、菅家利和さんとともに現地調査を行い、石川さんの無実を確信しました。


ぜひ無実の証拠をご覧いただき、狭山事件の再審闘争へのご支援をお願いいたします。活動内容も順次掲載していきます。
 ※このHPに掲載する画像は弁護団提出の鑑定書に掲載されているものも含まれており、無断での転載を禁止させていただきます。


【最新情報】

再審開始実現を! 狭山事件の再審を求める10.31市民集会

 寺尾裁判不当判決から44年目を迎える1031日に日比谷野外音楽堂で「狭山事件の再審を求める市民集会」がひらかれました。これまで狭山弁護団は石川さんの無実を明らかにする多くの新証拠を提出し、無実を訴え続けています。石川さんの見えない手錠を外すために再審実現へ向けて粘り強く闘うことを確認しました。
 石川一雄さんはあいさつで「99.9%の確率で犯人の筆跡と石川さんの筆跡がちがうことを証明した鑑定書など)鑑定によって私の無実、寺尾判決がいかにまちがっているか全国に届いているはず。寺尾裁判長が生きていたとしたら自分が下した判決に反省していたのではないか。これほど無実の証拠が明らかになっているにも関わらずいまだに再審開始決定を踏み出せない後藤裁判長に対してその姿勢を厳しく非難しなければなりません。私自身は無実の罪でありながら自白してしまったが真実はひとつであり必ず明らかになる。そのような精神のもとで不屈の闘いを55年間続けてまいりました。来年で80を迎え第三次再審で終結させたい。不退転の決意で邁進していきたい」などとのべ無実を勝ち取るまで今後も支援を呼び掛けました。

 早智子さんは「長い闘いの積み重ねが今日にいたっている。心が折れずに戦い続けることができたのはたくさんの人の支援があったから。良き日を目指してがんばりたい」とのべました。

 

 えん罪被害者の桜井昌司さん、菅家利和さん、袴田巌さんの姉の秀子さんらが支援に駆け付けました。桜井昌司さんは「石川さんと現地調査に出向き現場を歩いたが、石川さんが無実なのは当たり前だと確信した。再審を開かせるため後藤裁判長へ心を込めて手紙を書き思いを伝えよう」などとのべました。

 



埼玉新聞に掲載されました

 狭山事件の再審を求める市民集会の様子が2018年11月1日付の埼玉新聞に掲載されました。
 狭山事件の犯人とされた石川一雄さんは無実を訴え続けて半世紀以上が経ちます。真実はひとつ。再審開始を実現すれば無実は明らかです。

 早期解決が必要です。


 狭山事件の再審開始を求める意見広告が10月28日付の朝日新聞大阪本社版に掲載されました。
 不当判決から44年目の10.31にむけて企画したもので、石川さんと同じ「獄友」、布川事件の桜井昌司さん、足利事件の菅家利和さんのふたりが石川さんとともに狭山事件の現地を歩き、「自白」の矛盾を実感する記事を中心としてじっくり読んでいただければ狭山事件の真実がわかる内容となっています。







99.9%別人の筆跡 天王寺で狭山街宣

 狭山事件の再審を目指し、2018年10月24日の夜にJR天王寺駅東口前で街頭宣伝行動を展開しました。部落解放同盟各支部や組合関係者などから40人を超える参加があり、ビラ入りティッシュ2000枚を配り道行く人へ訴えました。
 高齢の男性が立ち止まり、「まだ終わってないのか」と驚いて話しかけてこられました。話を聞いてみると元看守の方で「事件当時からおかしいと思っていた。えん罪だ」と断言され、応援していただきました。
 

 拡声器で事件の経過を訴え、犯人が残した脅迫状の筆跡が石川さんの筆跡と99.9%ちがうことを科学的に証明した鑑定書などを説明すると、立ち止まり署名してくれる方もいました。
 署名は、下記アドレスをクリックしていただければダウンロードできます。ご協力よろしくお願いします。

 http://www.bll.gr.jp/sayama/sayama-syomei3.pdf



10月28日朝日新聞朝刊に意見広告!カンパのお願い

 2018年10月28日の朝日新聞大阪本社版朝刊に狭山事件の再審を求める意見広告を掲載します。
 石川一雄さんと獄中を共に過ごした「獄友」でえん罪被害者の桜井昌司さん、菅家利和さんとともに狭山現地調査をおこない、石川さんの無実を確信する「現地調査」と新証拠について掲載し、あらためて再審実現に向けて世論を盛り上げていく構成となっています。
 狭山事件を知らない多くの人にもこの問題を知るきっかけになれればと思います。この趣旨に賛同いただき、カンパにご協力いただきますようよろしくお願いいたします。

  



来年こそ、再審開始の実現を  石川さんが訴え

    狭山住民の会が920日に東京の中央本部でひらかれ全国各地から70人が参加しました。

 

 914日にひらかれた三者協議の内容について弁護団が説明。石川さん宅で発見されたとする万年筆が被害者の万年筆とちがっていたこと、被害者を埋めたときに用いたとされるスコップに付着していた土と死体発見現場付近の土の成分がちがうことを明らかにしました。

     石川一雄さん早智子さんのあいさつを紹介します。

 

石川さん「(石川さんが無実であることが)下山鑑定で明らかになった。みなさまのご尽力のおかげですばらしい鑑定結果をだすことができた。楽観せずに来年こそ、80歳を迎える。やっと勝利のめどがついたという感覚にあるがだからといって緩めるわけにはいかない。再審開始を宣告するまで心を緩めることなく夫婦共々がんばっていきたい。」

 

早智子さん

「事件から半世紀を越え、弁護団支援者が工夫を凝らして闘ってきてくれた。真実は必ず明らかになる、2009年から始まった三者協議から大きく進んだ証拠開示から10年を迎えようとしている。映画獄友でも大きな輪が拡がった。司法権力に対峙する闘いは巨大。油断することなくみなさんとともに良き日を目指したい。来年こそ。一刻も早く再審開始ができるようにがんばりたい。」


西日本新聞に紹介されました。


 石川さん宅で発見されたとされる「万年筆」が事件当日まで被害者が使っていた「万年筆」とちがうことを証明した新証拠について2018年9月19日付の西日本新聞に掲載されたので紹介します。
 
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私が中を見て回ったその木造平屋は、もうない。原因不明の火事で焼失した。何者かが放火したとの推理もある。女子高校生が身代金目的で誘拐され、殺された狭山事件(1963年)。容疑者として逮捕された石川一雄さん(79)の自宅である。埼玉県狭山市の被差別部落にあった。

 火事が起きたのは、95年12月。無期懲役の確定後、石川さんが仮釈放されてから、しばらく後の出来事だった。

 そのずっと前、私は事件現場を歩いた。冤罪(えんざい)を訴える石川さんの支援者らが呼びかける現地調査だ。通称「ゲンチョー」と呼ばれ、逮捕された5月23日(63年)など節目の日に行われた。

 参加に当たって決めていたことがある。石川さんがシロかクロか先入観を持たず、ありのままを見ることだ。

 薄らいだ記憶の中、「これこそは」と鮮明に覚えている場所がある。

 勝手口のかもいだ。

 被害者所有の万年筆がそこで、3度目の家宅捜索で発見された、とされる。万年筆は石川さんの自白で見つかった決定的証拠の一つとされた。

 なぜ2度の周到な家宅捜索では見つからなかったのか。

 かもいは高さが床から175・9センチ、奥行き8・5センチ。ゲンチョーの際、万年筆を寝かせて置いてみた。かもいより背が低い私でも近くから半分以上が見える。少し離れれば、かもい全体が見渡せた。

 石川さんの兄、六造さんによると、3度目の捜索で警察はかもいに万年筆があるから捜すよう促したという。しかも「素手でいい」と言い、最初に手にしたのは六造さんだった。事実なら信じがたいずさんさで、警察による証拠捏造(ねつぞう)説の論拠となっている。

 今月、新たな動きがあった。万年筆のインクの成分が、被害者所有のものと石川さん宅で見つかったものとでは一致しなかった-そんな鑑定結果を裁判所に出したと、弁護団が発表した。

 そもそも2本の万年筆はインクの色が違っていた。被害者の持ち物はライトブルー、発見されたのはブルーブラックだった。

 石川さんが請求する再審の開始には明白な新証拠が必要だ。「開かずの扉」だった再審は開始決定が続いている。大阪地検特捜部の証拠改ざん事件(2010年)など捜査手法への国民の不信感が背景にある。そんな中で裁判所は万年筆をどう判断するのか。

 事件は、関係者ら6人が自殺や変死を遂げるなど今も謎に満ちている。ただ、石川さんの裁判について私の中では決着がついている。かもいをはじめ現場が教えてくれた。


被害者の万年筆は別のもの 弁護団が新証拠を提出

 狭山弁護団は830日に東京高裁へ新証拠を提出しました。その内容がNHKに紹介されました。 
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180831/k10011600951000.html

 被害者の万年筆は3度目の家宅捜索でみつかりました。事件当日まで被害者がつかっていたにも関わらず、発見された万年筆とインクの色がちがうことや被害者の指紋が検出されないなど不審な点が多くありました。 

  寺尾判決では被害者が持っていたものと同じタイプだったことが有罪の有力な証拠のひとつとされています。

 三者協議によって事件直前に被害者が書いた文章が開示されました。それをもとに弁護団はインクの成分鑑定を専門家に依頼。鑑定結果からインクの成分がちがうことを証明できました。

 鑑定の結果、有力な証拠とされた万年筆が事件とは関係がないことが明らかになりました。
 一日も早く再審開始の実現に向けて弁護団は今後も新証拠を提出する予定です。



スコップに関する新証拠提出

 

 

 

 

狭山弁護団は7月10日、スコップに関する新証拠と補充書を提出しました。新証拠は元京都府警科学捜査研究所技官の鑑定意見書2つと証拠開示された捜査報告書などで、寺尾判決が客観的な有罪証拠のひとつとしたスコップが死体を埋めるために使われたものとはいえず、また養豚場のものともいえないことを指摘しています。寺尾判決の有罪の根拠がさらに突き崩されたことになります。
 科捜研の技官として長年警察の捜査で土の科学的分析をおこなってきた専門的な知識にもとづいて、当時の県警鑑識課員による土壌鑑定を精査。スコップに付いていた土と死体発見現場付近の土が類似したとする鑑定の誤りを指摘にして、遺体を埋めるために使われたとはいえないことを明らかにしました。

 

 またスコップに付着した油脂からはスコップの出所を特定できないことを指摘し、寺尾判決が養豚場のスコップであるとした誤りを明らかにしています。

 石川さんを有罪とする証拠の数々が最新の鑑定で事件とは無関係であることが証明されてきました。
再審開始実現させるべく、弁護団は今後も新証拠を提出する予定です。

 



8月18日、19日に神戸国際会議場で全国高校生・全国青年集会が開催されました。
 18日の全体会で石川一雄さんがアピール。
 刑務所のなかで石川さんの無実を確信した看守さんによって文字を習得した石川さんが水平社宣言を知ったのは1970年のことでした。
 自分の力をつけるには読み書きをしっかり修得すること。
 今年かなんとか来年春までに再審への道筋を開いていきたい。そのためには多くの支援の声が必要です。そのために多くの人へひろげていってほしいと集会の参加者へよびかけました。
 狭山再審闘争をテーマにした分科会では、部落差別によって石川さんが犯人にでっち上げられていったことや石川さんの自白をもとに事件当日の出来事と照らし合わせると矛盾が多く、どう考えても石川さんの無実は明らかであることなどを証明しました。


一日も早い再審を 西日本新聞に意見広告

 西日本新聞(8月14日付)に狭山事件の一日も早い再審を求める意見報告が掲載されましたので紹介します。
 

 事件発生から半世紀以上も無実を訴え続け、一日も早い再審開始が必要です。

 

 


現地調査で石川さんの無実を確信

 狭山現地調査を2018年17日に実施し、石川一雄さんの自白に沿って事件当日に被害者と出会った地点や犯行現場とされた場所などへフィールドワークをおこないました。
 石川さんの有罪を裏付ける証拠はなく、不自然な点が多く、どう考えても石川さんは犯人じゃないことを確信しました。

 

 フィールドワーク終了後、集会場所へ移動し石川一雄さん早智子さんと交流を深めました。

 事件当時、身代金の引き渡し場所へは兄の六造さんの地下足袋をはいてとりにいったことになっていますが、石川さんの足のサイズは25センチで兄は23,5センチと兄よりも大きく、兄の地下足袋を履くことができませんでした。

 石川さんは「2年前に同じサイズの地下足袋をはいてみたが履けなかった。裁判所に保管されている地下足袋を履けば事実がわかるはず」とのべました。
 石川さんは袴田事件で再審開始決定が取り消されたことについて「袴田事件は誰もが勝つと思っていた。裁判長が判断する当日に布川事件の桜井昌司さん、足利事件の管家利和さんとともに書いた「検察の抗告を棄却する」幕を作り掲げる予定だった。1974年の寺尾判決を受ける当日も多くの人が100%無罪だと信じていたがあのような判決になってしまった。袴田事件も有罪な証拠が出されているが裁判長は権力に向いてしまった。狭山事件でも無実を証明できる証拠がいくつも出ている。一刻も早く糾明のための裁判をひらいてほしい」と支援を訴えました。

 「一日3万歩もあるいている。元気な間に集結させたい。多くの団体が現地調査に出向いてくれて無実を確信してくれている。完全な無実が証明されるように今後も声を上げ続けていきたい」などとのべました。

 


兵庫でも街宣行動

 狭山事件を多くの方へ関心を持ってもらうために部落解放同盟は全国各地で運動を展開しています。

 部落解放同盟兵庫県連合会と部落解放兵庫県民共闘会議が作成したハンカチです。兵庫県各地で街宣行動を行うときに配布されています。
 ハンカチを希望する方は兵庫県連の岡本さんまでお問い合わせください。電話078−222−4747


袴田さんも石川さんも無実だ!

 袴田巌さんの再審を求める会と部落解放同盟は6月14日に東京高等検察庁に対して改めて袴田さんの身柄を拘束しないように申し入れ書を提出しました。

 急な呼びかけにもかかわらず全国から支援者30人が参加し、高裁前で「袴田さんも石川さんも無罪だ!一日も早く再審無罪を!」と書かれた横断幕を掲げ、「司法は袴田さん(82歳)の命をこれ以上もてあそぶな!」などとかかれた不当判決に断固抗議するビラを配布しました。
 
狭山事件で犯人とされ半世紀以上も無実を訴え続けている石川一雄さんの妻の早智子さんは「裁判を開いてその場で真実を明らかにすれば無実が証明できる。一日も早く再審を開始してほしい」などと訴えました。

 東京高裁は6月11日に袴田巖さんの裁判のやり直しを認めないと決定しましたが、静岡地裁が4年前に決めた袴田さんの釈放については、年齢や健康状態などをふまえ、取り消しませんでした。一日も早く再審開始、無実を勝ち取るために声を上げていきましょう。



袴田事件再審取り消し

 

 1966年に静岡県で一家四人が殺害された強盗殺人事件「袴田事件」で、東京高裁は6月11日、袴田巌元被告の再審開始決定を取り消しました。

 

 2014年に静岡地裁の決定により袴田さんは釈放されましたが、今回の判断理由として大島裁判長は「地裁の再審開始の根拠としたDNA型鑑定の結果は信用できない」といいます。

 

再審は有罪判決に合理的疑いがないか新旧の証拠を総合的判断することが必要であるのに今回の決定はそれらに反する不当判決と言わざるを得ません。


 袴田さんは現在82歳と高齢で長年、死刑囚として拘禁生活を強いられてきたことで拘禁症にかかるなど体に負担が生じています。

 82歳の袴田巌さんには残された時間はあまりなく早期解決が必要です。


 袴田巌さんは石川一雄さんと同じ獄中生活を過ごしました。姉の秀子さんは狭山中央集会で同じえん罪被害者として壇上にたち、袴田さんの近況とともに「二度と同じえん罪被害者を作ってはならない」と訴えています。




第3次再審で終結を


 狭山事件の再審を求める市民集会「不当逮捕55年!今度こそ事実調べ・再審開始を」が5月23日に東京の日比谷野外音楽堂でひらかれ雨の中、全国各地から約2500人が参加しました。

 

 石川一雄さんはあいさつで「第3次再審請求で3次で終結するには皆さんの支援が必要不可欠。事件から55年。司法は必ず真相究明してくれるという思いで闘ってきたがまだまだ道のりは遠い。なんとしてもこの第3次再審請求以外にないと自分自身に言い聞かせながら連日のように全国各地をまわっている。三次で終結させるためさらなる協力をお願いしたい」と支援をよびかけました。

 開示された証拠をもとに弁護団は202点の新証拠を提出しています。新たな新証拠について弁護団が報告しましたので紹介します。

 

 石川さんが逮捕されたあと、2度の家宅捜索で発見されず3度目の家宅捜索で被害者のものとされる万年筆が発見された。

 被害者が事件当日まで使っていた万年筆のインクの色は「ジェットブルー」なのに石川さん宅で発見された万年筆のインクの色は「ブルーブラック」。事件当日に被害者が郵便局に立ち寄ったときにインクを補充したなどと推測されてきた。被害者が使っていたインク瓶が証拠開示され、当時のインクを取り寄せ鑑定した結果、石川さんの「自白」にもとづいて石川さん宅から発見された「万年筆」には被害者が事件当日まで使っていたインクがまったく検出されないことがわかりました。

  弁護団は、提出した下山鑑定のほかに第二の下山鑑定を提出する予定。インクの成分の分析から、石川さん宅から発見された万年筆には、被害者の使っていた万年筆のインクが入っていなかったことが明らかになっていることなどを報告しました。

 最後に、「寺尾判決で有罪とされた証拠はことごとく崩壊しており、事実調べ、再審開始の道をひらいていきたい」などとのべました。
 えん罪被害者の方々から連帯のうったえがあり、6月11日13時半から東京高裁で
再審かどうかの決定が下される袴田事件の袴田巌さんの姉、ひでこさんがアピール。
 巌さんの近況を報告するとともに、弁護団や市民への寄せ書きを求められたときに巌さんが「幸せの花」と書いたことなどを紹介。秀子さんは「(巌さんが書く文字には)幸せなんて言葉はいままで出てこなかった。今が幸せだと感じているのではないか。いつまでも幸せに永遠に暮らしていけるように願っている」などとのべました。
 

 

 プレイベントにはシンガーソングライターの小室等さんらによる獄友イノセンスバンドが曲を披露していただきました。



脅迫状は99.9%別人! 難波で訴え

2018年5月18日に難波の高島屋駅前で街宣行動をおこないました。

労働組合や部落解放同盟などから30人以上の方が協力していただき、ビラ入りティッシュを3000個配布しました。
 
犯人が書いた脅迫状の筆跡と石川さんの筆跡をコンピューターを用いて照合し、99.9%ちがうことを明らかにした鑑定結果を紹介したビラ入りティッシュを道行く人に配布しました。

 

署名に協力してくれた方からは「え!まだ解決してないん?」という驚きの声や「DNA鑑定はまだやってないの?すれば明らかやのに」といった声が寄せられました。
 
事件から55年、早いこと、再審開始の実現を。


全証拠を開示すれば無実は明らか  第36回三者協議

 裁判所、弁護団、検察官による第36回三者協議が5月14日に東京高裁でひらかれました。
 脅迫状の筆跡と石川さんが逮捕当日に書かされた上申書の筆跡が「99.9%別人」であることをコンピューターをもとに解析し証明した鑑定書について、検察官は反論、反証を検討しているとしました。

 弁護団はスコップ関係など準備中の新証拠を8月頃に提出することなどを伝えました。
 これまで、三者協議で開示された証拠などをもとに弁護団は新証拠を提出し続け再審開始を求めています。
 事実調べを行えば石川さんの無実は明らかです。早期解決へ裁判長の判断が求められます。


第3次再審で無罪を勝ち取りたい 石川さんが全女で訴え

  男女平等社会の実現にむけて、すべての人たちと連帯・協働をすすめ、憲法改悪を許さず「戦争をする国」づくりに反対し、女性の力で部落解放運動を大きく前進させることを目的に部落解放第63回全国女性集会が2018年12日、13日に和歌山県民文化会館大ホールでひらかれました。
 全体集会で石川一雄さん、早智子さんがあいさつされましたので紹介します。

 

 石川一雄さんは「第3次再審開始決定へ今後も大きな力をお借りしたい。第3次再審で無罪が勝ち取れなかったとしたら石川の人生は終わりではないか。あと7ヶ月で80歳になる。まだまだ元気だが元気な間にみなさんのさらなる支援をお願いしたい」。

 石川早智子さんは「石川は目の調子が悪く、最近はよく転ぶ。無罪を勝ち取るまでには絶対に倒れるわけにはいかないと強い気持ちでたたかっている。心が折れることなく闘い続けてこられたのはみなさまのご支援のおかげ。狭山は大きく動いている。今度こそ実現するのではないかと期待、希望、確信を持っている。脅迫状を書いたことが犯人の重要な証拠とされてきたが、コンピューターの鑑定で99.9%本人のものでないことがわかった。これらを裁判所が事実調べをするかどうか。事実調べへ向けて世論の声をあげてほしい。袴田事件も判断がもうすぐでる。長い闘い。多くの無実を闘っている人とともに司法を変えていきたい」などとのべました。
 



事件発生から55年。早期解決を。

 晴天の中、今年も働く者の祭典「大阪地方メーデー」が5月1日に大阪城公園で開催されました。
 今から55年前の5月1日、埼玉県狭山市で女子高生誘拐、殺害事件がおきた狭山事件で有罪とされた石川一雄さんは今も無実を訴え続けています。
 私たちは、えん罪・狭山事件のことを多くの人へ周知するために今年もメーデーに参加される人たちへ街宣活動を実施しました。
 ビラを受け取ってもらえない場合も多くありますが、そんな中、狭山事件のビラであることを伝えると駆け寄って受け取ってくださる方もいて、無関心な人だけではないと勇気づけられました。事件から55年。早期解決が望まれます。


映画「獄友」各地で自主上映

やってないのに殺人犯?

人生のほとんどを獄中で過ごした男たち。

彼らは言う「不運だったけど不幸ではない」

 石川一雄さんたちえん罪被害者の日常を綴ったドキュメンタリー映画「獄友」が各地で上映されます。詳細は下記HPをごらんください。映画「獄友」HP

 

2018年3月31日付けの毎日新聞朝刊に映画「獄友」が紹介されました。
 


一日も早く再審へ!要請ハガキを送ろう。

 「日本の刑事裁判における有罪率は99.9%。いったん起訴されたらほぼ有罪が確定してしまう。このドラマは残りの0.1%に隠された事実にたどり着くために難事件に挑む弁護士達の物語である。」

 

 この言葉は、毎週日曜日に松潤が主演のドラマ99.9—刑事専門弁護士—の冒頭で毎回説明されるナレーションです。

 

 318日の最終回は再審を求める家族のお話でした。

 取り調べのシーンで「やってないなら裁判で主張すれば良い」と警察官に言いくるめられて罪を認めてしまうえん罪被害者の姿は、ウソの自白に追い込まれた石川一雄さんのケースと重なりました。

  「戦後70年の中で死刑または無期懲役がでた案件で再審請求がとおり無罪を勝ち取ったのはわずか9件。」という弁護士のセリフがあります。

  狭山事件もこれまで開示されたわずかな証拠をたよりに、197点の新証拠を提出しています。99.9%犯人の筆跡とちがうことを証明しても再審の扉がなかなかひらきません。

 事件から半世紀を超え、早期解決がのぞまれます。

  私たちは少しでも多くの支援者の声を届けるために、東京高等裁判所の後藤眞理子裁判長と東京高等検察庁宛の要請ハガキを作成しました。

  ドラマのように再審の扉をひらかせるためにできることから行動しませんか。

 


「証拠をみれば無実は明らか」石川さんが訴え

  部落解放同盟第75回全国大会が2018年3月3日に東京の日本消防会館でひらかれました。石川一雄さん、早智子さんのアピールを紹介します。

 

 石川さんは全国各地で多くの支援運動をおこなっていただいていることに感謝の言葉をのべたあと、「狭山事件はいよいよ大詰めを迎えました。今年中には決定が出るのではないかと期待しています。後藤眞理子裁判長のもと次回三者協議が5月中旬にひらかれます。いよいよ最終段階に入り、証拠をきちんと見ていただければ無実は明らかになるはず」とのべ、さらなる支援を呼びかけました。

 

 早智子さんは「狭山事件は今年55年を迎えます。2009年に三者協議がはじまってから大きく動き始めました。それだけでなく中央集会や地域での学習会、高裁前アピール行動など寒い日も暑い日もみなさんが動いてくれたおかげでここまでこれました。科学の力によって無実が明らかになってきました。石川は4回目の二十歳を迎える前に勝利を勝ち取りたいと言っています。さらなる支援を心からお願いしあいさつにかえさせていただきます」などとのべました。

 無実を訴え続けて半世紀以上が経ち、無実を勝ち取るために今後も活動を続けていくことを確認しました。


 狭山事件で犯人が書いた脅迫状の筆跡と石川一雄さんの筆跡が99.9%ちがうことを証明した鑑定書についてルポライターの鎌田慧さんが東京新聞「本音のコラム」に紹介していただきましたので紹介します。

 

 

 



「読み書きができなかった私が書けるはずがない」

 第35回三者協議が1月22日に東京高裁でおこなわれました。後藤眞理子裁判長、東京高等検察庁の担当検察官、弁護団などが出席。狭山弁護団は15日に提出した新証拠について説明し石川さんと筆跡が99.9%ちがうと強調。検察官からは新証拠について反証・反論を検討しているとしました。

 脅迫状の筆跡が99.9%の確率で石川さんと別人のものだとする新たな鑑定書を1月15日に提出。

 狭山事件弁護団は脅迫状の筆跡が99.9%の確率で石川さんと別人のものだとする新たな鑑定書を2018年1月15日に裁判所へ提出しました。

 弁護団はコンピューターを使って筆跡鑑定を研究する東海大学の福江潔也教授に鑑定を依頼。犯人が残した脅迫状でくり返し使われていた「い」「た」「て」「と」の4文字を石川一雄さんの筆跡と比較したところ、脅迫状の筆跡と石川さんの筆跡は形が大きくずれていて、99.9%の確率で別人のものだと考えられると証明しました。 


 1月22日には、後藤眞理子裁判長、東京高等検察庁の担当検察官、弁護団による三者協議がおこなわれ、弁護団は15日に提出した新証拠について説明し石川さんと筆跡がちがうと強調。検察官からは新証拠について反証・反論を検討しているとしました。

 

 その後の記者会見で石川一雄さんは「学校に行けず、当時は読み書きができなかった私が脅迫状を書けるはずがない。その通りの鑑定が出た。一日も早く再審を認めてほしい」と訴えました。


 脅迫状の筆跡と石川さんが逮捕当日に書かされた上申書の筆跡が「99.9%別人」であることを証明した新鑑定書について紹介されています。

http://www.sankei.com/affairs/news/180130/afr1801300002-n1.html



署名活動のお願い

 現在、狭山事件の公正な裁判ー事実調べ・再審開始を求めるために署名活動をおこなっています。2017年1222日に裁判長が交代し、新しく後藤眞理子裁判官が就任しました。下記アドレスをクリックすると後藤裁判長宛の署名用紙が表示されます。印刷していただき、多くの人へ署名を呼びかけてください。

 三者協議で開示された証拠をもとに弁護団はこれまで多くの鑑定書を提出してきました。それらをもとに事実調べをおこない再審開始実現を求めるためにも高裁高検への要請はがき行動や、後藤眞理子裁判長宛の署名行動を各地で展開しましょう。

 

http://www.hrn.gr.jp/wp-content/uploads/2018/01/fcda0f3b603d2562563228628422e71f.pdf

 


庭山英雄さんが逝去

 狭山事件の再審を求める市民の会代表を長くつとめてこられた庭山英雄弁護士が2017年7月11日に逝去されました。88歳でした。
 庭山英雄さんはルポライターの鎌田慧さんとともに1999年に「狭山事件の再審を求める文化人の会」を立ち上げ、作家、写真家、歴史学者、評論家、漫画家、映画監督など多くの著名人とともに新聞紙上への意見広告運動や署名運動にとりくんでこられました。
 文化人の会から市民の会に名称変更後は、代表として狭山事件の再審を求める市民集会などで石川さんの一日も早い再審開始を訴えてこられました。

 写真は石川さんの不当逮捕から51年を迎えた2014年5月23日の市民集会です。庭山さんは「『被害者とすれちがった時に自転車の荷台をもって被害者を止めた』という石川さんの自白に沿って被害者と出会ったとされる現場で再現してみたが、おかしな点が多く無実は明らかだ。」と熱く語られた姿を思い出します。
 ご冥福をお祈りします。