発見された腕時計は被害者のものではない

 発見された「腕時計」のベルトの使用頻度が高いのは先端から4番目の穴。

被害者は先端から3番目の穴を使用していました。この「腕時計」は被害者のものではありません。


証言とくいちがう

 ベテラン時計修理士の鑑定を依頼し「腕時計」を観察した結果、発見された「腕時計」のベルト穴6つのうち、最も使用頻度が高いのは先から4番目の穴でした。

 被害者は当時、「腕時計」を姉と共有し、被害者は3番目、姉は4番目の穴を使用していたことが姉の証言で明らかになっています。



探していた「腕時計」は別の製品だった


 当初警察が捜していた「腕時計」はシチズン「コニー」(上右)という製品でした。石川さんの「自白」にもとづいて発見されたとされる「腕時計」は「ペット」(上左)という製品で形もちがうことは明らかです。

 当時、警察は「単なるミス」と弁解しましたが、重要な証拠をまちがうことなどありえません。


 石川さんの「自白」により、事件から50日以上もあとに「腕時計」が発見されました。発見場所は以前に2日にわたって6人の警察官が徹底的に捜索した場所でした。

 事件発生直後警察が発表した「特別重要品触」には被害者の所持品の「腕時計」はシチズン「コニー」だと明記されています。しかし発見されたのは「ペット」という製品です。

 石川さんの自白によって発見され有罪の有力な証拠とされた3大物証である①被害者の「カバン」②「万年筆」③「腕時計」の発見の経過は、不可解な点が多く謎だらけです。